渋田 薫|Kaoru Shibuta

雲ノ平山荘

渋田 薫|Kaoru Shibuta

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【渋田 薫さんの仕事】

「これまでは主に既存の楽曲から得られたインスプレーションを共感覚的に色彩や造形に変換し描いてきたが、雲ノ平でエネルギッシュな自然の景色や生命の営みに触れるに従って、風景そのものを描きたくなった」
雲ノ平で過ごす日々で、かつてなく精神を外部の世界に解き放つ感覚を得られたという渋田さん。
草花や雷鳥、太陽や岩の影、虫たちのざわめきが渋田さんの中で音楽となり、新しい生命を与えられて絵画になる様は、私たちを異世界の物語に誘ってくれます。
彼が絵の骨格となる線描を描く時、穏やかな人柄からは想像もできない、瞬発的で力強い筆致に驚かされます。そこにはまさに、その刹那に捉えた音楽や景色と精神との一体化ともいえる境地があるように思われます。
世界各地のアーティストインレジデンスや芸術祭を渡り歩く中で、常に表現に新しい息吹を注ぎ込み続けている彼の旅路が、今後どのような音楽を奏でるのか、心から楽しみです。
そして「また様々な季節の雲ノ平で描いてみたい」とのこと。
いつでも帰りを待っています!

(文:伊藤二朗 撮影:森田友希、赤錆健二 編集:赤錆健二)

Artwork

Symphony

雲ノ平山荘からの眺め

ヘリコプターのある風景

ホシガラス

Kaoru Shibuta

アーティスト(1980年生まれ/北海道出身/京都拠点) 2003年 Kanebo Make-up Institute, 2000年 Pan Make-up School 卒業

北海道の自然でのびのびと育ち、少年自衛官、メイクアップアーティスト、植物店、料理人などの職を経て作品制作を開始する。
「世界は音によって繋がっている」という考え方に基づいて、音楽や自然音から得られた感覚を絵画やインスタレーションに変換する表現手法を追求している。
2018年より、バルセロナ芸術文化センター、サンタモニカ美術館、エリザベスジョーンズアートセンター、ロシア国立現代アートセンターNCCA、Artist's Point Meghalaya など世界各地のアーティストインレジデンスで制作発表を行っている。
2020年はイタリア・アルテラグーナプライズにおいて特別賞をダブル受賞し、活動の幅を広げている。