柏木 崇吾
Shugo Kashiwagi
1996年、東京都生まれ。2024年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
地面から掘り起こした天然の粘土に、採集した草木や種子を練り込み、立体作品を制作する。
ある時、ある場所、ある瞬間の感覚を、自らの経験や知識を超えたものとして捉え、身体を中心としたモチーフをもとに構成する。
練り込まれた種子はやがて発芽し塑像を覆い、乾燥が進む部分には亀裂が生じ、内なる繊維が露出する。
生と死、瞬間と永遠、身体と環境、自然と人工物——複数の時間軸と状態を交差させ、新たな風景として再配置を試みる。