雲ノ平山荘

雲ノ平山荘
アーティスト・
イン・レジデンス
プログラム

Artist in Residence Program

at the Kumonodaira Mountain Hut

「雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム2024」参加アーティスト決定‼︎

「雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム2024」の参加アーティストが決定しました。

5年目となる今年も沢山のご応募をいただき、審査の結果8名のアーティストを選出いたしました。今回は、さまざまな分野、異なる文化における「ストリート(路上)」を思わせるアーティストが集いました。

本プログラムは、アートを通じて社会と自然環境の調和をデザインする試みであり、また、無垢の自然生態系に刺激されながらアーティストたちが新しい表現を探求する機会の創出を目的として、2020年春に始動しました。

また、この取り組みは一過性のインパクトや概念の喧伝に終始させず、雲ノ平という場所・自然を基点として人と人、人と土地が持続的に接触を持つ中で醸成される関係性であり、その関係性から物語・価値観が生まれていくことにこそ真価があると考えています。
今年は、これまでの参加アーティスト間の交流を活性化させつつ、来春の成果展の開催に向けてより豊かな表現世界を描き出せるよう、構想を深めていきたいと思います。

同時に、雲ノ平山荘で展開するサイエンス・ラボやトレイルクラブなど、他のプロジェクトとの交流も図り、アート、自然科学、人文学、アウトドアなど、「自然」をめぐる多様な視点が出会い、交錯させることで、私たちが生きるこの世界について新しい視野を開きながら、日常的に多くの方と体験を共有できる活動のあり方を模索して行きたいと考えています。
環境危機や情報化の混乱に歯止めがかからなくなりつつある現代において、私たちの足元にある「自然」とどのような豊かな関係性を再構築できるのか、本プログラムが新しい発見をもたらす一助になれば幸いです。

  • KZ
    大阪、梅田サイファーが出自のラッパーKZ。
    最新作は5th「SADACA」を含む、過去作品フィジカルは全てソールドアウトし入手困難。
    UMB18~20にて3年連続、激戦区である大阪代表の座を勝ち取り、本戦にて大きな爪痕を残す。
    年間50本近いライブを行い、全国各地の大小様々な箱でマイクを握る。
    力強いパフォーマンスは定評がありライブは毎回、涙ぐむ人が多い。
    23年にソニーエンターテイメントから梅田サイファーがメジャーデビュー。
    梅田サイファーとしてTHE FIRST TAKEの出演。
    22、23年のキングオブコントのOPテーマ曲も手がける映像監督やトラックメイカーとしてマルチに活動。

    リンク:
    KZ - norito
    KZ - 昼間の月が薄れていく
    KZ - 朝までおどろう
    KZ - こえてわかりだした
    梅田サイファー - 梅田ナイトフィーバー’19 ,トラボルタカスタム ft. 鋼田テフロン / TFT FES vol.3
  • 後藤 宙Kanata Goto
    1991年東京生まれ。ある仮面との出会いをきっかけに糸を使った作品の制作を始める。物の成り立ちや構造への興味から幾何学や法則性と対峙しつつ、同時に瞬間の閃きや無作為的選択をオブジェクトに織り込む。立体・平面作品及びインスタレーションを制作している。 2018年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。主な展示にDrawing from Practice (2024 ソノアイダ / 東京)、マツモト建築芸術祭 (2023 ヒカリヤニシ / 長野)、個展 DUNNO(2023 MODULE Roppongi / 東京)など。Tokyo Midtown Awardアート部門グランプリ、SICFスパイラル奨励賞など受賞多数。
  • 太田 桃香Momoka Ota
    1997年 静岡県生まれ
    2022年 愛知県立芸術大学 大学院 美術研究科(博士前期) 美術専攻 油画・版画領域 修了
    日常的に目にする山に興味を持ち制作のテーマとしている。現在では、身近な日常と絵を描くことの結びつきに興味を持ち、絵を描くことが生活の内側ではなく、並行したところに位置していると考えて、平面作品を発表している。現在、茨城県にある「スタジオ航大」を拠点に制作活動をしている。主な展示に「個展 心地よいドライブ」( GALLERY MELLOW/東京/2024)、「太田桃香 作品展」( 銀座蔦屋書店 インフォメーションカウンター前/東京/2023)、「ARTISTS' FAIR KYOTO2021」( 京都府京都文化博物館別館/京都/2021)などがある。
  • 今宿 未悠Myu Imashuku
    2000年、東京都生まれ。詩とパフォーミングアーツの領域を往還する。 ソリッドな自分の身体の輪郭を揺さぶってうつわとし、他物や他者/世界と侵しあい、あたらしい知覚、思考、行為に遭遇するために、身体的実践を行う。遭遇した知覚、思考、行為を記憶し、再構成し、更新するために、詩を書くことを試みている。主な受賞に、第一回西脇順三郎賞新人賞、主な出版物に、詩集『還るためのプラクティス』(七月堂)がある。
  • 大熊 一弘Kazuhiro Okuma
    1974年生まれ奈良出身。1999年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、同年CM制作会社入社。2017年独立後、現在もフリーのCMディレクターとして、グラフィカルな作風で数々のコマーシャル、MVを手がける。本の装丁やグラフィックデザイン、イラストレーションなど活動の場は多岐にわたる。締切当日に山小屋を検索していた時に、たまたま辿り着いた雲ノ平アーティストインレジデンスのサイトに衝撃を受けて、自らへの挑戦のつもりで、その場で応募を決めました。幼少期より現在まで自然に慣れ親しみ、山や里山で見る風景に常に心を奪われています。日本において究極の秘境とも言える、美しい雲ノ平に人が集まり、何かが生まれる瞬間に参加できることに、心から感謝しております。
  • 秋本 寛太Kanta Akimoto
    1999年千葉県生まれ
    2022年芝浦工業大学 建築学部空間・建築デザインコース卒業
    2024年東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻 修士課程 在籍
    人が物を認識する、移動させるといった単純な行為を始まりとする「技術としての建築行為」を人新世の物質循環の一つと捉え、建てる文化の可能性を模索する。建築の意匠設計と構法・生産をバックグラウンドとした横断的な文献調査とフィールドワークを基に、媒体を問わない制作活動を行う。また研究では山岳建築の構法と生産システムの実態を探り、近代登山以降の山岳文化の空間と技術者を再考する。
  • 田辺 一記Kazuki Tanabe
    群馬県前橋市生まれ。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業。製本工場・飲食店等で働きつつ、上映会や個展を開催。
    2019年に講談師田辺一邑に入門。2023年10月二ツ目昇進。
    都内の寄席を中心に出演。
    幼少の頃より登山の機会は多かったが、特別意識することもなく過ごした。10年前、縁あって雲ノ平山荘を訪れた時の記憶はいつも心のどこかにあり、折に触れて上昇を手伝ってくれる。また新たな記憶に出会えることを楽しみにしている。
    ドキュメンタリー映画のように、其処此処にある物語を、自分の音声を通して講談として読みたい。今回は、「黒部の山賊」という、実に魅力的な物語が目の前にある。

    リンク:
    【講談かわら版】 寿二ツ目昇進! 田辺一記 (youtube.com)
  • HIROSHI WATANABE
    東京生まれ。東京音楽大学附属高等学校卒、ボストン バークリー音楽学院卒。
    叙情的でメランコリックなシンセフレーズやメロディーをレイヤーする独自の作風は、時にダンサブルに、そしてビートレスなアプローチからアンビエントな世界観までを両立させる唯一無二のサウンドで知られる。世界中の多くのリスナーから支持を受け、国内外のレーベルから作品を多数リリース。2001年ドイツのレーベルKOMPAKTよりKaito名義で7枚のEP、8枚のアルバムをリリース。2014年ケルンにてWDRオーケストラとの共演を果たし、2016年Derrick May主宰のTransmat Recordsから日本人初の「MULTIVERSE」をリリース。代表作には、交響詩篇エウレカセブンの挿入曲「GET IT BY YOUR HANDS」、宮崎県の民謡を現代的手法で表現した「TAKACHIHO」、茨城県の日本三大名瀑「袋田の滝」のライトアップのためのアルバムなど。その他、ゲーム、アニメ、舞台、劇伴、広告、プロデュース、リミックスなど、活動は多岐に渡る。
    リンク:
    Kaito "Star Of Snow"
    SILENT WORLD
    Bandcamp
    LinkTree

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