雲ノ平山荘

信岡朝子×伊藤二朗×加々見太地×齋藤帆奈 -私たちが見る「自然」の夢- 雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム Exhibition<br>Diffusion of Nature -「土と夢」 信岡朝子×伊藤二朗×加々見太地×齋藤帆奈 -私たちが見る「自然」の夢- 雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム Exhibition<br>Diffusion of Nature -「土と夢」 信岡朝子×伊藤二朗×加々見太地×齋藤帆奈 -私たちが見る「自然」の夢- 雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム Exhibition<br>Diffusion of Nature -「土と夢」

Diffusion of Nature「土と夢」

-トークイベント-
信岡朝子
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伊藤二朗
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加々見太地
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齋藤帆奈

信岡朝子×伊藤二朗×加々見太地×齋藤帆奈
-私たちが見る「自然」の夢-
雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム Exhibition
Diffusion of Nature -「土と夢」
日時 2023.5.5(金)16:00 - 18:00
ゲスト 信岡朝子
(比較文学研究者)
登壇者 伊藤二朗
(雲ノ平山荘経営者、展示主催者) 加々見太地
(彫刻家) 齋藤帆奈
(美術作家)
会場 elephant STUDIO(WATOWA GALLERY)
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-7-4

https://elephant.tokyo/
動画 後日アーカイブ配信予定
料金 投げ銭
(展覧会入場料500円は別途お支払いください)
チケット申込 Peatixイベントページ
大体の人数把握のためご予約をお願いしています。飛び入り参加歓迎
お問い合わせ kumonodaira@kumonodaira.net
TEL:046-876-6001
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トークタイトル

私たちが見る
「自然」の夢

「Diffusion of Nature 2023 土と夢」渋谷展のトークゲストは、比較文学を専門とする研究者の信岡朝子さんをお招きします。信岡さんの研究テーマは、自然を描いた文学を通して考察する文化差であり、シートン動物記や、和歌山県太地町のイルカ漁をセンセーショナルに描いたことで物議を醸した映画『ザ・コーヴ』について、北米と日本の自然観の違いから論じた『快楽としての動物保護 - 『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ 』の著者としても知られています。現在世界各地にある国立公園(をはじめとした自然公園)の主要な目的の一つとなっている「原生自然の保護」という、自然保護に関心のある人であれば当たり前に思えるコンセプトにも、北米の歴史的文脈に紐づけられた特殊性が潜んでいます。はたして、守るべき「自然」とは何でしょうか。信岡さんは、文学作品を通して、人間がさまざまな夢を自然に投影してきた様子を解き明かしています。本トークイベントでは、雲ノ平山荘経営者の伊藤二朗と、展示作家の加々見太地、齋藤帆奈が共に登壇し、それぞれの経験や、北米や日本における自然の表現に語りを巡らせながら、人間が見る自然の「夢」についての物語をお届けします。

登壇者プロフィール

信岡 朝子比較文学研究者

東洋大学文学部日本文学文化学科教授。日米環境表象の比較研究。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。著書『快楽としての動物保護―シートン動物記から『ザ・コーブ』へ』(講談社、2020、単著)、『核と災害の表象―日米の応答と証言』英宝社、2015、共編著)。論文「静寂の理由―ドキュメンタリー映画『いのちの食べかた』(2005)と屠畜をめぐる語り」(『現代思想』2022年6月号)、「はじまりとしてのジョン・ミューア―アラスカをめぐる言説の歴史的起源」(『アメリカ史研究』45号[2022])、など。

伊藤二朗雲ノ平山荘経営者

1981年 東京生まれ
2002年 父・伊藤正一から雲ノ平山荘を引き継ぐ
2010年 現在の雲ノ平山荘の建設を主導
2019年「登山文化の危機!山小屋ヘリコプター問題」をブログで発信し、社会的な議論を呼ぶ。近年は雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラムや登山道整備ボランティア・プログラム等の活動を通じて、自然環境・国立公園を取り巻く社会課題に取り組んでいる。また、グループ展「moun/age」(横浜市民ギャラリー,2019)を企画、出展するなど、写真・映像表現分野でも活動している。
雑誌『PEAKS』で「山と僕たちを巡る話」を連載中。

加々見太地彫刻家

1993年 神奈川県生まれ
2020年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
2022年まで東京藝術大学COI拠点特任助手を勤める。
自身の身体で感じた世界や自然を通して、彫刻や写真を発表している。
登山活動にも力を入れており、ヒマラヤやアラスカでの登山を経験。人と自然との積極的な関わりに関心を持ち、自身の強烈な自然体験で得られた身体感覚や、世界の認識をテーマに制作している。

齋藤帆奈美術作家

多摩美術大学工芸学科ガラスコースを卒業後、metaPhorestに参加し、バイオアート領域での活動を開始。現在は東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍(筧康明研究室)。理化学ガラスの制作技法によるガラス造形や、生物、有機物等を用いて作品を制作しつつ、研究活動も行う。近年では複数種の野生の粘菌を採取、培養し、制作と研究に用いている。主なテーマは、自然/社会、人間/非人間の区分を再考すること、表現者と表現対象の不可分性。主な展覧会に「ノンヒューマン・コントロール」(TAV GALLERY, 2020)、「生態系へのジャックイン展」(見浜園, 2021)、「オープン・スペース2021 ニュー・フラットランド」(ICC, 2021-2) など。

ACCESS

elephant STUDIO
(WATOWA GALLERY)
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-7-4

https://elephant.tokyo/
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